今日は回転投げの復習です。
先日、例の六段の師範から、内回転投げは表、外回転投げは裏というような指摘を受けました。
でも、
形として、合気道の内回転投げと外回転投げには、それぞれに表と裏があるはずなのです。
どちらにしても
私の頭の整理のために、今日は回転投げについてまとめます。
内回転投げ(うちかいてんなげ)とは
取り(技をかける側)が相手(受け)の側面に歩み足で入り、
体の向きを変えて内側から回転し、相手を崩して投げます。
内回転投げ 技の流れ(例:片手取りの場合)
1.逆半身で受けに片手を掴まれた状態から、相手の顔面に当て身を入れつつ
相手の側面に歩み足。
2.握られた手を振りかぶりながら、体を180度回転し、相手の側面に並ぶ。
3.振りかぶった手を大きく切り落としながら、同じ方の足を一歩引いて、相手の上体を下へ崩す。
4.切り落とした手で相手の手首を握り、もう片方の手で、相手の後頭部を押さえる。
(裏の場合は、ここで引いた足を更に相手の後ろへずらし転換の準備。)
5.相手の顔を突くような角度で前へ押し出すようにして投げる。(裏の場合は、転換しながら同じように前へ押し出すようにして投げる。)
外回転投げ(そとかいてんなげ)
取り(技をかける側)が相手(受け)の外側に送り足で入身し、
外側から手刀をひっかけて相手を斬り崩し、回転しながら投げます。
回転の軌道が外側に大きく広がるのが特徴です。
外回転投げ 技の流れ(例:片手取りの場合)
1.逆半身、受けに手を掴まれた状態から、外側に送り足で入り身。
2.握られた方の手刀を外側から相手の手首に掛けて、転換。
3.更に一歩引きながら手刀を自分の中心に切り落とし、相手の上体を崩す。
4.切り落とした手で相手の手首を握り、もう片方の手で、相手の後頭部を押さえる。
(裏の場合は、ここで引いた足を更に相手の後ろへずらし転換の準備。)
5.相手の顔を突くような角度で前へ押し出すようにして投げる。
(裏の場合は、転換しながら同じように前へ押し出すようにして投げる。)
まとめ
どちらも相手のバランスを崩し、後頭部を制して、投げます。
内回転投げは相手と自分が並んだ時に、相手側(内側)から巻き込むように回転し、
外回転投げは相手と自分が並んだ時に外側からひっかけて巻き込むように回転する。
どちらにしても自分が回りながら相手を投げる技ですが、
確かに、先生がおっしゃったように、回転の軌道が外側に大きく広がる外回転投げの方が
自然に裏の動作につながるように感じました。
指摘やアドバイスをもらえる機会がたくさんあります。
それらは、必ず何かしら学べることがありますので、ありがたいなと思ったのでした。