Diary of a patient with bunion

外反母趾の症状を改善させよう

ベアフットシューズを履いて、動きやすい服装で毎日たくさん歩く私ですが、

昔は先の尖った高いヒールとタイトなワンピを見に纏い、足が痛いのを我慢してクラブに通うタイプの人間でした。もともと扁平足だから、いつも足の裏のどこかが痛かったけれど、根性で歩き続けるという無茶振りで、気がつけば重度の外反母趾と内反小趾になっていました。

外反母趾は足の親指の付け根がくの字に変形する関節の症状ですが、原因は遺伝だという説や合わない靴を履いた説、立ち方と歩き方の悪習慣など諸説あります。実際に私の祖母も父も母もかなりの外反ですが、加齢と共に進行したものです。

このブログでは外反母趾や内反小趾など足の変形や痛みの症状を持つ人たちが、
自分でできることを中心に紹介してゆきますので、ぜひ目を通してみてください。

外反母趾は放っておくと悪化する!

私の場合、遺伝に加え、足に合わない靴を履き続けた為に、今では外反母趾も内反小趾も重度と診断されるほどですが、いつもスニーカーですし、足が痛むことはほとんどなくなりました。

でも今年に入ってから関節リウマチになり、両足の小指(小趾)の関節が腫れて、激しい痛みが2週間続きました。更年期になると軟骨細胞の新陳代謝が衰えると同時に、関節が炎症を起こし、その度に外反母趾などの関節の変形が進みます。

でも、立ち方、歩き方などの習慣的動作を修正してゆくことで、積み上げられる関節への負荷を軽減し、痛みや変形を改善させることは不可能ではありません。

現状を正確に把握することから始める

時間は逆には流れませんから、私たちが関与できるのは今と未来しかないわけです。気になることを分からないままにしておかず、まず今の状態、スタート地点を正確に把握することは大事なことです。

ダイエットで最初に体重や体脂肪率を測るような感じですが、
専門の医療機関できちんと足の測定をすることをお勧めします。
測定の目的は課題を明確にすることです。外反母趾の角度を測定し、足の裏で体重がどのように分散されているのかを自分の目で見てみましょう。理想の状態に近づく道がイメージできるようになります。

私はFOOTLOOKという足の測定機を持っている外反母趾専門サロンを見つけて5000円くらいで測定しました。
当たり前ですが、靴屋や整骨院などでは客寄せとして測定サービスがあるので、そこを入り口に高額な商品を勧められることがあります。不要な買い物をしないよう注意してください。

痛い時、腫れた時には整形外科へ!

このブログでは外反母趾の症状を緩和させる為に、手術療法ではなく、自分でできることを主に話題にしてゆきますが、
病院に行く選択肢が常にあることを忘れないでください。

外反母趾の場合は整形外科ですが、痛い時、炎症が起こっているときには変形が進みます。
適切な薬を処方してもらい、炎症はすみやかに抑制しましょう。
また他の病気を併発している可能性もありますから、医者にきちんと診断してもらう利点は大きいです。

巷の情報を鵜呑みにしないこと!

巷にはサプリ、体操、整体、立ち方、歩き方、テーピング、これだけでOK!みたいな情報が氾濫しています。有益な情報も沢山ありますが、たまに相反する内容も紛れているので注意してください。自分で正しい判断ができるよう、継続的に知識をアップデートする勤勉さは身を守るために必要です。

このブログでは氾濫した情報を一つ一つ話題にするため知識を増やしてゆけます。

例えば、矯正具で指を開いておけば外反母趾は治ると指導する専門家の方々も結構いらっしゃいます。私の経験上、極端な矯正は、関節への負担が強く炎症の原因になりますので加減が難しいのです。この点については、いくら強調しても足りないくらいです。

どこまでも判断の責任は自分にあることを忘れずに、焦らず時間をかけて
一歩一歩、一緒に学んでゆきましょう!