巻き爪手術から40年、そして今
足を整えて、人生を整える記録
Diary of a patient with bunion

5本指は「広げるだけ」じゃダメでした

こんにちは。今日は整体に行ってきました。

足の指から首まで毎週整体に通うようになって、

日頃から整体ストレッチや筋トレをしてゆくうちに

足首が前より柔らかくなったし、状態が日々良くなっているのを感じます。

今日はずっと心の中でくすぶっていたことを、少し書いてみようと思います。

「指、開いたほうがいいよ〜」にモヤモヤ…

私の足、ぱっと見てすぐにわかるくらいのひどい外反母趾です。

だからこそ、合気道の稽古のときに何度か言われたことがあります。

「指、開いたほうがいいよ〜」

外反母趾についてあまり知らない人が

単に優しさで言ってくれてるのは分かるのですが、

「開かないからこうなってるんですよ…!」と、ツッコミつつ

苦笑いでやり過ごす日々でした。

「無理に開けばNG」な理由

実は、ただ5本の指をぐいっと開くだけでは、

外反母趾はむしろ悪化することの方が多いように思います

なぜなら、外反母趾の多くは

足の前側にある「中足骨」を支える筋力が弱くなり、足が横に広がって

開張足(かいちょうそく)」になっています。

その足の構造が外反母趾と内販小趾を引き起こしているので

5本指を無理やり開いていたところで

問題は解決しないのです。

私自身の足もそうなのですが、

この開張足、横に伸びきった筋は柔軟性がありません。

いわゆるクッション性のない足、筋肉が細い華奢な足だから、

歩くたびに、親指の付け根と小指の付け根の関節には

体重を支えるために負荷がかかることになります。

そういった理由があって指がしかたなく内側に曲がってゆきます。

その過程を無視して、単に外に指を開くという行為は

関節に優しいわけがないですよね。痛める訳です。

炎症をおこして、変形するのも今なら理解できます。

道具は使い方が命!身をもって知れたこと

実際に私は、指を開くシリコンスリッパ?を家にいる間ずっと履いていたことがあります。

足全体がストレッチされて、とても気持ち良かったのです。

それで一回15分程度とのことでしたが、暇さえあれば履いていました。

すると、、、5日目くらいに足の甲の炎症が始まり、ふくらはぎというか

スネの外側の筋(長腓骨筋?)まで腫れ始めて

痛くて靴も履けないほどに状態を悪化させてしまったことがあります。

私の場合は道具が悪いのではなくて、使い方が悪かったのですが、

開張足なのだから中足骨はサポートしなくてはいけなかったし、

1日15分以内で使用するのが理想的だったのかと思います。

使ったのは、こういう商品です。↓

ところで、自分のせいであっても、痛い思いをすることになった商品を

改めて使用する気にはなれないものですね。。。とても良い商品だったのに、メーカー様ごめんなさい。

それからは、単に指を開く系の道具は一切使うのをやめてしまいました。

道具は、使い方を間違えると本当に危険です。

ちゃんと使用上の注意に従いましょう!!!←と自分に向かって言ってます。

指が自然と開く足」へ育てることにしました

🏋️‍♀️私の足に必要なことー①鍛えること

この開張足を治すこと。足の筋肉を 鍛えて、引き締めて、土踏まずをつくることです。

そのために

・ 立ち方と歩き方を治す

・ 足の筋肉につながる弱った全身の筋肉を鍛える

🏋️‍♀️私の足に必要なことー②血行促進、回復力高める

・ 足の指を広げて伸ばす体操(中骨足を片手で広がらないように抑えながら行う)

・ 全身の柔軟体操 頭から足の先まで柔らかくする

・ 睡眠時間はノンストレスでしっかり休む

さいごに

世の中にあふれる「外反母趾に良い」とされるグッズ

商品を販売する側が発信している情報をただ鵜呑みにするばかりで

自分の勉強不足のために、たくさん失敗してしまいました。

こんな情報も、反面教師で、少しでもお役に立てることがあれば嬉しいです。

ではまた。今日も読んでくださってありがとうございました😊