巻き爪手術から40年、そして今
足を整えて、人生を整える
Diary of a patient with bunion

包帯療法を試して感じたこと〜簡単じゃないと無理

開張足と私の足の悩み

外反母趾や内反小趾に悩んでいる方の多くは、「開張足」と呼ばれる状態になっていることが多いようです。これは、足の5本の指を支える筋肉がゆるみ、中足骨が横に開いてしまっている状態です。

私もその一人で、少しでも症状を和らげたいと思い、「包帯療法」という方法を試してみました。これは、寝ている間に包帯を巻いて、中足骨が広がらないようにする矯正法です。

想像以上に難しかった包帯の巻き加減

やり方は一見シンプルなのですが、実際には包帯の巻き加減がとても難しかったです。軽く巻いたつもりでも、夜中に足がズキズキと痛み出してしまい、何度も目が覚めては巻き直す日々。逆にゆるく巻くと寝ている間にほどけてしまい、結局、眠りが浅くなってしまいました。

そんなことが続き、日常生活にも支障が出てきてしまったため、始めてから2週間ほどで、いったん中断することにしました。包帯療法は、時間にゆとりがあって、睡眠に余裕が持てる方には合っているかもしれません。

包帯を巻く時間がくれた気づき

でも、試してみて良かったと感じたこともありました。それは、包帯を巻くたびに、自分の足を丁寧に扱う気持ちが芽生えたことです。これまで自分の体を支えてくれていた足に、自然と感謝や愛おしさを感じるようになり、不思議と心まで癒されたのです。

無理せず、自分に合った方法を

とはいえ、今の私にとっては、夜はできるだけストレスのない状態で眠ることがいちばん大切。なので、包帯療法はしばらくお休みしようと思います。

これからも、自分の体と相談しながら、自分に合った方法を少しずつ探していきたいです。